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20110621

x-men: ファースト・ジェネレーション


プロフェッサーXとマグニートーの若かりし頃を描いたX-MENシリーズの起源にあたる本作「ファーストジェネレーション」。今までのシリーズでは、相容れない理想を掲げ対立しつつも、奇妙な友情が見え隠れしていたので、そこに至るまでに何があったのかは気になるところ。今までのシリーズを見てきた人には馴染み深いキーワードの登場にニヤリとするかも。

この手のシリーズ物は続編でもタイムラインを遡るパターンって難しいものだと思う。なんつってもすでにネタバレの状態から始める訳だから。X-MENのその後を考えるとどう転んでも手放しのハッピーエンドはありえない。

結論から言えば、その後の展開に結びつくX-MENの歴史の誕生をうまくまとめて描けていたと思います。ただ、プロフェッサーXは元々プロフェッサーXで、マグニートーは元々マグニートーだった・・・という印象。人間を敵対視する状況に陥れて、なおも何故二人が違う道を選んだのか・・・という形の方が良かったのでは?「共存」と「支配」の選択肢が予め選ばれている感が強すぎというか。プロフェッサーXをもっと酷い状況に追い込むとか(←酷い)。あと、「スキャナーズ」を愛する者としては、マイケル・アイアンサイドの役柄をテレキネシス能力者にしてくれていれば尚良しだった。

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20110301

英国王のスピーチ


ジョージ6世を演じるコリン・ファース。難しい役どころの真に迫った演技がすばらしい。ドクターのジェフリー・ラッシュも本当に悩みを聞いてもらいたくなるぐらいにすばらしい。国のシンボル、国王としての務めを果たさなければならない重圧の中で、逃げる事も立場が許さない。人して生きる事は許されないが、しかし王も人間である。一見完璧そうな立場の人物の裏にも人間くさい弱味がある。この人間くささをむきだしにさらけ出している所が良い。

患者とドクター。コンプレックスの源、「恐れ」にパートナーとして立ち向かう。その関係がいつしかボクサーとトレーナーのように見えてくる。静かなやりとりの中にも「熱」を持って迫ってくる何かがある。アツイ。そう、あれだ!「男には、負けるとわかっていても戦わなければならないときがある」にかなり近いものが胸にグッとくる。

人前に出る事も苦手だけど、いろいろと「恐れ」を抱えている自分のような人間には大いに共感できる映画でした。物語の要、スピーチのシーンは思わず「頑張れ」と応援してしまう。それは「共感」がもたらしたストレートな反応。しかし陛下、ピー音は入れなくてよろしかったのでしょうか?・・・とは思った。面白いけど。

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20110220

Red/レッド


RED(Retired Extremely Dangerous = 引退した超危険人物)なんだって。ジジイ大活躍映画。「若造は引っ込んでな」とは実に気持ち良い。とりあえずジジイ萌えの自分が観ない訳にはいかない。主要登場人物の平均年齢がすばらしく高い。世のくたびれた中高年に勇気を与える映画の登場です。嘘です。

年をとれば腹も出る。瑞々しさもなくなり、シワも増える。スクリーンいっぱいに映し出される俳優陣のお肌の感じを見るにつけ、「老い」という避けがたい悲哀を感じつつも「今若い奴らだってやがては俺達のようになるんだクソったれ!俺達はまだまだやれる!」という叫びが、深く刻まれたシワの間から聞こえてくるような気がした。嘘です。

引退したスパイメンバーの紅一点、ヘレン・ミレンのカッコ良さにはシビレたね~。白いドレスを纏い涼しい顔でマシンガンやらガトリングガンをブッぱなしまくるその姿たるや、神々しささえ感じさせる美しさ。さぞかし男を泣かしてきたんだろうなぁと思わせるクールな眼差しも良い。個人的にはあの一連のシーンだけでも見る価値アリ。ちょい役で出演していたアーネスト・ボーグナインにも感激!「ポセイドン・アドベンチャー」の頃はギラギラとした脂ぎったオッサンだったけど、御年93歳の立派な好々爺になってました。こんな感じの「オッサン、オバサン老体にムチ打って撃ちまくり」みたいなのもっと観たいなぁ。もうオッサンに両足を突っ込んじゃってる自分も、希望を持って生きていけるってもんです。

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20110211

ゾンビランド

ゾンビランド [DVD]

ゾンビ映画史上、ここまでバカバカしいほど美麗なオープニングがあっただろうか?なんだこの無駄なスタイリッシュ加減。最高じゃないか!

本作の主人公、オタク青年のコロンバスは「ソーシャルネットワーク」でザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグ。すいません、この2作で彼のイメージがすっかり「オタク」とインプットされてしまいました。

「ゾンビランド」というタイトルと予告映像から、ロメロがショッピングセンターを舞台に選んだなら、俺達は遊園地だぜ!ヒーハー!ってノリを想像しつつ、もうワクワク・・・。が、意外な程また~りで終末感なし。テンポものんびり。ほぼ全編遊園地が舞台でも良かった気すらする。が、ホラー映画のお約束的な小ネタをちりばめながら、それらにキチンと対処するための、コロンバスが掲げる生き延びるための「ルール」がなかなか面白い。「こんなくそったれ(ゾンビまみれ)な世の中でも、生きてりゃいい事がある」そんな能天気なメッセージも、盛り込まれているんだかいないんだかの軽い感じがちょうど良い。あとサプライズゲストの登場は良かったね。でもあそこでテンション上がる人ってどれだけいるのかな?「あの映画」が大好きな人ならかなりテンション上がると思うけど。僕はとりあえず狂喜したが。

面白かったけど、笑える箇所のネタを知っていないと笑えないっていうのはキツイなー。というか明らかにアメリカ人向けすぎるだろ。ゾンビの印象が後にあまり残らないのは人間をうまく描けてたって事なのかな?とりあえず観た後に「トゥインキー」なるものがどんなものなのか食べてみたくなる。それは間違いない。

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20110202

アンストッパブル


突っ込みどころはある。「そりゃあ、いくらなんでも無理だろ」というのも確かにあった。「結局それかい!」とも思いましたよ。だけどもキアヌ・リーブスの「スピード」みたいにバスがナイト2000がごとく空を飛んだりはしなかったから、まぁいいんじゃないでしょうか?(←そうとうゆるい)

あんな巨大で重量のドデカイ物体が、猛スピードで駆け巡り、止まらない恐怖。自動車が止まらないのとは訳が違う(当たり前だけどそれがなんとも怖い)。「電車でgo!」で一度もまともに駅に止まらなかった(止められなかった)俺がきましたよ。というような自分だからこそなんでしょうか?スケールが違いすぎてブレーキの加減とか運転感覚がさっぱり分からない分、え?大丈夫ブレーキかけちゃって?という感じのヒヤヒヤ感が終始付いて回る。重量感と臨場感と疾走感たっぷり。一部vfxに頼っているらしいものの、あの本物感は劇場ならでは。

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